記事元: A visual history of the computer mouse.
ダグラス・エンゲルバート博士が 1963年にマウスを開発し、1981年 Xerox は、世界初の商業的に利用可能なコンピュータマウスをインターフェースとした Xerox Star(8010 Star Information System) ワークステーションを発売しました。
プロトタイプの alto (本物ではないと思ったけど…) を Xerox で働いているときに見たことがありましたよ。
Xerox Star は、ビットマップディスプレイ、ウィンドウに基づいたグラフィカルユーザインターフェース、アイコン、フォルダ、マウス、イーサネットネットワークシステム、ファイルサーバ、プリントサーバ、電子メールといった現在のパソコンのほとんど機能を搭載していて、30年間の著しい性能向上に比べ、インターフェースはほとんど変化無く受け継がれています。ちなみにこの頃 IBM は PC-DOS を販売していた時代です。
Xerox Star はユーザーにディスクトップというメタファーと少数の汎用コマンド(Copy/Paste/Open/Delete…)で、直感的に操作出来ることを目標として設計されました。iPad が画期的といってもデザインの根底に流れている考え方は決して新しいものではありません。
私はキーボードとマウス(トラックパッドなどを含む)が一番早くそして、何よりも操作がしっくりくるのですが、今、スマートホンやタブレットからインターネットを使う世代では、キーボードやマウスは操作が面倒なデバイスに感じるそうです。今の iOS が今までのインターフェースのパラダイムを大きく変えるものとは思いませんが、ユーザーインターフェースは微妙に確実に進化していています。
考えただけで、仕事をしてくれる機械。今私達が「想像できるデバイス」は、これが限界なのかも知れません。なんか陳腐ですね。将来もっと画期的な人間のパートナーとしての機械の出現を期待したいです。