元記事: The Secret Life of Pachinko.
石原都知事が自動販売機やパチンコ店の営業自粛などの節電策について発言していますが、海外から見た「不思議な国-日本」のパチンコについてのリポートです(IEEE spectrum – 2010/10掲載)。
アーケードゲームが、家庭用ビデオゲームに置き換わる中、パチンコやスロットは益々人気になっている(実際は、縮小傾向にありますけど)が、それは 10億ドルの巨大な闇を含むビジネスであると書かれています。
パチンコは、国民的娯楽であると共に、怪しいアンダーワールドへの入り口であると…。
ジャーナリストの Jake Adelstein 氏によると、ヤクザによるルールが確立されると、その産業は警察によって管理され、警察の天下り先になる(Tokyo Viceを出してくるあたりアメリカらしい)と書いています。
パチンコ店
駅の周りによくあり、明るく、明滅している煙で満たされた店が誘いこむ人たちの側面といえば、十代の若者と母親、ブルーカラー、そして、失業している労働者です。そして車中で何時間も放置された子供たちが熱中症で亡くなっています。
マシン
スロットマシンようにマンガやアニメキャラクタが回転します、そしてライトやアニメコンテンツは落ちてくるボールに反応します。 パチンコはプレーするのに約5ドルかかりますが、パチンコ店は決済カードのために現金を段階的に廃止しました。それも警察関連の代理店を通してです。
商品引換え交換所
大当たりすると、マシンは、いわゆる「フィーバー」状態になります。そうして一度に数千の出玉を得ることが出来ます。カウンタで賞品棚(炊飯器から実体のないアダルトグッズまで)から賞品を選び出玉を交換します。彼らは 400ドルの値で値を付けられたテディベアのような、ばかばかしく価値のない物と交換します(それは、現金交換口へ持って行くのに軽いから)。
賞品の交換場所
パチンコのいわゆる「3ショップシステム」はこのように完結します。賞品をもらって、次に、店の周りにひっそりある現金交換所へ持って行き現金と交換します。そして現金交換所は、パチンコ屋に賞品を戻してマージンバックを受けるというわけです。賞品を外部に持ち出されないようにしばしば賞品にはタグが付けられているそうです。
私は Jake Adelstein 氏をよく知りません。先に書いたように Tokyo Vice を引き合いに出しているのでかなり過激な内容となっっていますが、紹介されている内容はこんな感じです。
ふと、この記事を思い出したのは、最近横浜でも結構パチンコ屋って営業してるなぁ。思いながら歩いたからです。まあ、パチンコなんてイラネーとはいいませんが、少なくとも東日本で午前中から 22:30 までの営業ってどうなの?と思ってしまいますね(それってパチンコ業界で働いている人への優しさがない?)。
でも、駅の下りエレベーターが止まっていて、お年寄りがゆっくり階段を降りていく姿を見ていると、節電の仕方「何か違うんじゃない?」と感じてしまいます。
いいんですよ。東京電力管轄以外の人たちはどんどんパチンコでもなんでもやって、景気を良くしてください。でも東京電力管轄の横浜でこの状態とは…。と思ったらこういう考え方なんですね。
東北関東大震災に関する現状と方針
~(株)ダイナムホールディングス佐藤洋治代表執行役社長~
以下引用
“そのような環境で地域のコンビニとパチンコ店の明かりは、人々の希望と元気を与える必要な社会的インフラであることを痛感してきました。”
パチンコを社会的インフラと考えている人ならしょうがないのかorz。