記事元: オライリー・ジャパンのEbookがDRM Freeになります
米 O’Reilly は、以前から DRM Free の電子書籍販売をしていますが、遂にオライリージャパンもそれに追随し、DRM Free のため 5月23日(月)、Ebook Storeを一時クローズしてリニューアルするそうです。今後出す EBook 及び著作権者の了解が得られた書籍については DRM Free となります。現在 DRM 付きの書籍を買った人も将来アップデートできる予定だそうです。
米国では、EPUB、mobi 形式もサポートされていますが、日本では pdf 版のみ、「乗り越えなければならない技術的/営業的なハードルが幾つかあります」とのこと、EPUB形式などは、日本語の仕様策定にやる気が見えない(私見ですが)ので、まあしょうがないですね、はぁ〜。(O’Reilly ぐらい原書で読めよという方には関係ありませんけどね)
Tim O’Reilly氏は、Forbes でのコメントで、
DRM 付きで、1万部販売して儲けるなら、DRM Free にして、10万部が流通し、1万部の儲けがある方がいい。お金を払わない人は、どうやったってお金を払わないのだから
ってかっこよすぎ(適当な訳ですみませんm_m)。ちょっと昔のゲームプロテクト論争を思い出しました。
DRM Free となることで、これまではできなかった電子書籍の印刷、テキストのコピー、注釈やしおりの追加などが行えるようになります。これは大きい。
ただし、オライリー・ジャパンの EBook の品揃えはイマイチかなぁ。でも値段も安いし、例えば、DNS&BIND 第5版は、書籍では ¥4,800-+税 ですが、EBook 版だと税込 ¥4,032-です。
紙の方が利便性は高いと思いますが、何しろオライリーの技術書は重いし、場所を取るので私も EBook にしようっと。