元記事: iPad 2 would have bested 1990s-era supercomputers.
世界最速コンピューター Top 500 リストは、テネシー大学 の Jack Dongarra 博士が作成しているそうです。Dongarra 博士は、1979年に導入された、Linpack コンピューティングベンチマークの作者のひとりだそうで、このベンチマークを使用してコンピューター性能を測定することができます。
今回、この Linpack を iPad2 に移植して、iPad2 の性能を測定してみたそうです。テストは iPad2 A5 プロセッサシングルコアでの測定だそうですが、デュアルコアでの測定として見積もると 1.5 〜 1.65 ギガflops((1秒あたり最大16億5000万の浮動小数点計算を扱うことができる)の性能があるそうです。
この性能は、iPad2 が世界の最速スーパーコンピュータの Top 500 に1994年頃まで残っていたことを意味するんだそうです!。iPad2のシングルコアテストは Cray 2スーパーコンピュータ(写真のもの)の 4プロセッサのバージョンの Linpack の結果と同じだったそうですよ。 1985年に、Cray 2 の 8プロセッサのバージョンは世界最速のコンピュータでした。
Cray 2 の 2 ギガflops モデルは 当時 1700万ドルだったようです。あと 20年もしたら、今の Top 500 に入っているスーパーコンピュータの性能を持つスマートフォンがお店で買えるようになるんでしょうか?。